パルス療法に詳しい医者と療法に使う薬

イトリゾールを使ったパルス療法とは

イトリゾールはイトラコナゾールを主成分とした抗真菌薬のひとつで、水虫やカンジダなどのカビの仲間が原因となる感染症の治療に使用されます。主に内服薬で用いられるため、塗り薬のように市販されることはなく、皮膚科などで処方される医薬品となっています。イトリゾールは血中半減期が長く、およそ24時間は体内で効果を発揮しますが、この時間を超えると体内から大量に排泄され、効果を失ってしまいます。他の治療薬でも同じですが、体内に留まっている間は効果が続き、排泄されると効果が弱まって効果が発揮できません。通常なら半減期が切れるころに再び服用していくことになりますが、イトリゾールはケラチンとの親和性が高く、血液中に吸収された後は、爪へと移行して長く留まるようになっています。そのため、イトリゾールには短期的に集中して服用するパルス療法と呼ばれる特殊な方法が採用されています。パルス療法とは治療薬を服用する期間と服用しない期間を周期的に繰り返す方法で、長期的に薬剤が体内に留まる場合に使用できます。服用する回数や期間が短くなることで副作用を抑えることができ、効果的に薬剤が発揮されるので様々な治療で用いられています。イトリゾールでは爪に移行して留まる性質を利用し、最初の1週間だけ服用して、3週間を休薬期間とする飲み方が採用されています。これを1サイクルとして3ヶ月繰り返すことで治療は完了するようになっていて、通常なら半年間は毎日服用する必要のあるものですが、3ヶ月間の服用で済むことから肝臓への負担も軽減でき、副作用のリスクを抑えることが可能となっています。ただし、服用期間中に併用できない飲み薬もあるので、医師の指導に従って服用することが重要となります。

イトリゾール服用は空腹時が効果的

イトリゾールは、抗真菌薬の一種です。薬として、飲み薬も塗り薬も存在しますが、今回は飲み薬についてのお話です。抗真菌薬は、真菌による感染症のために使う薬です。真菌感染症で有名なのは、カンジダ症や水虫でしょうか。
これらの真菌感染が原因となる病態に対してまたは免疫が弱っている場合には予防にも、イトリゾールなどの抗真菌薬は使用されます。飲み薬の効果は、ほとんどの場合、血液の中にどれだけ取り込まれるかによって決まります。せっかく薬を飲んでも、吸収されずに便となって出てきてしまったら消化器の中に対してだけに効いてほしい場合でない限り意味がないわけですね。イトリゾールの飲み薬はカプセル(ジェネリック医薬品には錠剤もあります)と液体のタイプがあります。液体タイプはカプセルタイプに比べて、血液の中に入る量が多くなるように改良されています。ここで、タイトルにある、飲むタイミングについてを気にしないといけません。イトリゾールという薬は食事の影響を受けてしまい、吸収量に差が出てしまいます。液体タイプは、空腹時のほうが食後と比較して、吸収される量が多いことがわかっています。ですので、よく効くようにするために液体タイプは空腹時に服用する必要があります。ただし、カプセルタイプは食事と一緒でないと吸収されないので注意が必要です。同じ成分の薬ですが、製剤のタイプによって吸収のされ方が大きく異なっている珍しい薬剤ですので、飲み方には十分注意する必要があります。一般的な薬の飲み方である「食後」は忘れないためにという意味合いが大きいものも多いですが、それ以外の飲み方をするということは、食事によって効果に大きく影響されることが多いというものが多いです。効果的に薬の効果を得るために、適切なタイミングで薬を飲むように心がけましょう。

イトリゾールでのパルス療法の注意点

イトリゾールは真菌による感染症の治療に用いられる飲み薬で、有効成分をイトラコナゾールとしてトリアゾール系の抗真菌薬に分類されます。幅広い抗真菌スペクトルを持ち、比較的に副作用は少なめ、さらにケラチンとの親和性が高いことから爪や皮膚などの細胞内に移行して長期間で効果が持続するという特性を持ちます。イトリゾールを服用すると血液中に溶け出し血中濃度が上昇しますが、約24時間で半減期を迎え、徐々に体の外に排出されるようになります。しかし、細胞に移行した成分はそのまま残り効果を持続させるため、パルス療法と呼ばれる独特の服用方法が採用されています。パルス療法と聞いても馴染みがないので分からない人も多いですが、別名で短期大量間欠療法とも呼ばれ、ある一定の期間だけ集中的に服用するというものです。イトリゾールによりパルス療法は、最初の1週間だけ服用をして、3週間は休薬とします。これを1サイクルとして3ヶ月間で繰り返し、体内に成分を残して治療効果を高めるというものです。爪に移行した成分は1年間にわたって効果が持続することが報告されていて、短期間で副作用のリスクを減らし、非常に長い期間で治療が行えることから便利になっています。ただし、3週間の休薬期間であっても、体内には成分が残っているので、その期間でも併用注意となる薬を服用することができません。誤って服用すると代謝の邪魔をしたり、副作用が起こることがあるため注意しましょう。また、短期間で集中的に服用するので、イトリゾールを代謝するための肝臓に大きな負担がかかるようになります。肝機能の障害が起こることもあるので、肝臓が弱い人などは治療中やその後に検査を受けることが推奨されます。

▼こちらはケトコナゾールを主成分とした水虫治療薬です
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